クロスフィットのワークアウトメニューで、
おそらく一番有名なものが「マーフ(MURPH)」と名付けられたヒーローWOD。
毎年5月末のメモリアルデー(アメリカの戦没将兵追悼記念日)に、世界中のクロスフィットボックスで「マーフ(MURPH)」が行われています。
クロスフィットをやっている人は
一度はやったことがあるんじゃないかと思います。
マーフ(MURPH)のワークアウトメニュー
そのワークアウトの内容はこちら。
マーフ(MURPH)
for time:
1 Mile Run (1.6km ラン)
100 Pull ups (100回 懸垂)
200 Push ups (200回 腕立て伏せ)
300 Squats (300回 スクワット)
1 Mile Run (1.6km ラン)
Rx’dでは 男性20-lb(9kg) / 女性14-lb(6kg) のウエイトベストを着て全てのワークアウトをします。
内容は有酸素運動と自重トレーニングのみの、シンプルな内容だけど、ものすごく辛い。
普通の人で1時間前後、早い人だと30分前後で、このワークアウトを完走します。
もちろん、ウエイトベストなしにしたり
懸垂などできないメニューがあれば、
自分のできるレベルへスケールダウンして
無理のない範囲でワークアウトをしてください。
場合によっては
100回-200回-300回と各メニューをするのは精神的にも辛いので
10回-20回-30回を10ラウンドとかに分けてやったりもします。
色々な形にスケールダウンは可能ですが
体力や精神力に自信のある方は、ぜひRx’dで挑戦してみると良いと思います。
名前の由来
ネイビーシールズの「マーフィー」さんの名前から「マーフ」と名付けられたそうです。
マイケル・マーフィー(29歳)
2005年6月28日、アフガニスタンで戦死した海軍中尉。
このトレーニングはお気に入りの一つで、彼はそれを「ボディアーマー」と名付けていました。
毎朝このワークアウトをこなしていたようです。
映画「ローン・サバイバー(Lone Survivor)」では、アフガニスタンでのネイビー・シールズの4人の活躍が描かれていて、
そのメンバーの1人マーフィーさんが、このトレーニングをしているシーンも出てきます。
CrossFitのWODとは
「WOD」とは「WORKOUT OF THE DAY」の略で
直訳すると「今日のワークアウト」「日替わりトレーニング」の意味です。
CrossFitのクラスでメインとして行われる10分〜30分前後のワークアウトになります。
WODの内容は各ボックスのコーチが作成しているので、ボックスにより特色があるかと思います。
その中に人の名前がつけられた、「ガールズWOD」や「ヒーローWOD」があり、「マーフ(MURPH)」はヒーローWODのひとつです。
余談ですが、下記の3つガールズWODは CrossFit Games のベンチマークとしても使用されていますので、一度はやってみてスコアを記録しておくと良いでしょう。
フラン(Fran)
21-15-9 for time:
Thrusters [95-lb]
Pull-ups
グレイス(Grace)
for time:
30 Clean and jerks [135-lb/95-lb]
ヘレン(Helen)
3 Round for time:
400m Run
21 KB swings [24kg/16kg]
12 pull-ups
日本の各ボックスでも5月末の週末イベントとして
マーフ(MURPH)が行われると思うので、ぜひ参加してみてください。
3.2.1.Go!!!
最終更新日:2022年07月07日